細胞レベルからきれいに生まれ変わる酵素ダイエットをご存知でしょうか。私たちの体は細胞により構成されています。その細胞が生まれ変わるために必要不可欠のものが酵素です。酵素の働きによって新陳代謝が促され、細胞の入れ換えを活性化させるダイエット法です。

事実、スタイルの良いモデルさんやきれいな女優さんは、酵素をとっている方が多いです。

しかし、酵素の力を最大限に得るために押さえておくべきポイントがあります。今回は、酵素の効果をよりアップさせて痩せ体質にするポイントを解説します。

酵素とは何か

私たちの体の中では、日々さまざまな化学反応(物質が別の物質に変化すること)が起きています。体内で行われる100万もの化学反応に酵素が係わっています。

酵素の存在により体は「食べたものを消化する」「消化・分解したものをエネルギーに変える」「筋肉を動かす」「血液を作る」といった、生きるためのすべての活動ができるのです。

酵素は生の食材に含まれており野菜や果物、生の魚などからとることができます。また、酵素は私たちの体の中でも作り出されています。

体内の酵素は大きく分けて「消化」と「代謝」の2つの働きに使われます。消化酵素の働きは食べた物の栄養分を、体がしっかり吸収するために食材を分解することです。

一方の代謝酵素は、吸収した栄養分を体が活動するためのエネルギーや物質に変える働きをしています。

この代謝の中で特にダイエットに重要な働きが「新陳代謝」です。

新陳代謝とは古い細胞を新しく元気な細胞に入れ換えることです。新陳代謝が活発な体は、脂肪細胞をエネルギーとしてどんどん使うため、痩せやすい体になります。また、肌細胞の新陳代謝が活発であれば、シミやシワのないみずみずしい肌が手に入ります。

しかし、人が一生のうち体の中で作る酵素の量は、生まれたときから決まっているといわれています。そして、作り出す酵素の量は年齢を重ねるとともに減っていきます。

細胞からきれいになり痩せやすい体になるためには、酵素を無駄使いせず効果的に使われるようにすることが重要です。

酵素の働きを効果的にする9つのポイント

では、具体的に酵素の働きを効果的にするポイントとは、どのようなことでしょうか。酵素の力を最高の状態にするために押さえるべきポイントは9つあります。このポイントを押さえることで、より美しく痩せることができます。

①食事に集中してよく噛んで食べる

食事のときは食事に集中してよく噛んで食べましょう。「ながら食べ」などせず、よく噛むことで食べ過ぎを防げます

例えば、テレビを見ながら食事をしたときのことを思い出してみましょう。このようなとき「いつの間にか食べ終わっていた」というようなことはないでしょうか。

また、映画鑑賞のお供といえばポップコーンです。映画館で購入すると、かなり大きなカップに山のように入っています。しかし、映画に夢中になっているうちに、山のようにあったポップコーンがすっかりなくなっていたという経験はないでしょうか。

このように、無意識にものを食べると食べた記憶が残りません。その結果、量は十分であるにもかかわらず物足りなさを感じて、さらに食べてしまうのです。食べ過ぎてしまうと消化酵素を大量に消費することになります。

良く噛むことで食べたものが細かくすりつぶされて、食べ物が消化されやすくなります。反対にあまり噛まずに飲みこむと、消化作業にとても時間がかかります。すると、消化酵素を多く消耗してしまいます。

例えば、カレーライスやラーメンなどはやわらかくのど越しがよい食べ物です。そのため、意識して食べないとほとんど噛まずに飲み込んでしまいます。

しかし、よく噛まずに飲み込んだものはあまり消化されません。未消化のまま腸に進んだ食べ物は、体に悪い働きをする悪玉菌という腸内細菌のエサになります。その結果、腸内に悪玉菌が増えて腸内環境が悪くなる原因になります。

このように、食事に集中してよく噛むことで、消化酵素を無駄なく効果的に使えます。

②腸内環境を整える

酵素の働きを高めるために、腸内環境を整えることが大切です。腸内環境が整うと体に必要な栄養を腸がしっかり吸収して、毒素や老廃物はすばやく排出されるようになります。

腸から吸収した栄養分たっぷりの血液が体中に送られることで、老廃物の排出も進み代謝のよい体になります。代謝機能の一つ「新陳代謝」の働きが高まれば、脂肪細胞はどんどん使われて痩せる体になります。さらに、肌細胞は健康な細胞に入れ換えられ、きれいな肌になります。

腸内環境を整えるためには、食物繊維の豊富な食材を食べましょう。食物繊維は便秘を解消・予防して腸内の環境を良くします。食物繊維は野菜や果物、海藻、きのこ、玄米、豆類に多く含まれています。

また、納豆やキムチ、みそ、ヨーグルトなどいずれかの発酵食品を、毎食とるようにしましょう。発酵食品には乳酸菌が含まれています。乳酸菌は体に良い働きをする善玉菌を増やし、腸内の環境をさらに良くします。

腸内環境が整えば栄養分たっぷりの血液が全身に行きわたり、新陳代謝の働きを高められます。

③冷えを予防して体を温める

体を温めることで、体内の酵素は活発に働くようになります。酵素は40℃くらいの温度のときに、一番活発になります。しかし、「平熱が35℃台で冷え性」だという女性が多いです。そのため、体を温めて冷えを予防し体温を上げることを意識しましょう。

女性の体は女性ホルモンにコントロールされながら、一定のサイクルで生理を繰り返しています。生理後に多く分泌される「エストロゲン」という女性ホルモンには、体を冷やす作用があります。

また、熱を生み出す筋肉の量がもともと女性の体には少ないです。さらに、暑い夏でもクーラーなどにより体は冷えています。女性に冷え性が多いのは、このようなことが理由にあります。

健康的な体温は36.5℃くらいです。少しでも酵素の活動を高めるためには、体温を上げることが肝心です。実際私は、平熱が35℃台のことが多いため、なるべく体を温めるように意識しています。

例えば、職場でデスクワークをするときは、ひざ掛けなどで冷えやすい足もとを温めましょう。また、夏には1枚はおる服を持つようにすると、冷房の効いた店内などでの冷え対策になります。

このように、冷えを予防し体温を上げる工夫をすることで、酵素の効果はアップします

④適度な運動をする

運動をすると筋肉を増やすことができます。筋肉はエネルギーを消費して熱を生みだし、体温を保っています。筋肉が増えると熱を生みだす源が増えて、その結果体温を上げることにつながります。前述したように、体温を上げることは酵素の働きを高めるために重要です。

しかし、筋肉が重要だといってもボディビルダーのような筋肉になる必要はありません。むしろ、激しい運動は酵素を大量に消費してしまうため逆効果になります。

「適度な運動」とは、すぐに日常生活の中に取り入れられるような運動のことです。例えば、歯磨きをしているときにつま先立ちになってかかとを上げ下げすれば、ふくらはぎに効く筋トレになります。

また、イスに座っているときにひざから先を持ち上げて数秒止めると、足全体を鍛えられます。

さらに、ウォーキングやジョギングもおすすめです。正しいフォームでするウォーキングは、全身の筋肉を使った全身運動になります。

正しいフォームとは

・背筋をのばして姿勢よく

・ひざは足を前に運ぶとき以外はつねに真っすぐ

・腕を振るのではなく、肩甲骨を動かす

・足の裏全体で体重移動をする

ことです。

ウォーキングは運動が苦手な方や初心者でも手軽にできます。必ずしもウォーキングのための時間を作る必要はありません。買い物に行くときや通勤、通学時に少し多く歩くだけで、運動の効果は十分にあります。

そして、運動は血液の流れをよくします。血流がよくなると、栄養分たっぷりの血液が体のすみずみまで巡ります。

すると、代謝が良くなり、汗をしっかりかくようになります。汗といっしょに体の老廃物が排出されるため、新陳代謝が活発になるのです。

適度な運動は、筋肉量を増やし、血流をよくして代謝機能を高めることに役立ちます。

⑤湯船につかる

酵素の働きを高めるためには、入浴の際、湯船につかって体を温めることが大切です。酵素が活発になる温度は前に述べたように40℃くらいです。

特に、冷え性や低体温の女性が体温を上げる一番簡単な方法は、湯船につかることです。冷え性や体温の低い人ほどシャワーだけで済ます人が多いです。

また、湯船に入らない人ほど運動が苦手だったり、嫌いだったりします。このような人は汗をかく機能が低くなり、熱が体の内側にこもるようになります。

実際に私は、汗をほとんどかかない体質でした。運動時やお風呂に入ったときに体から汗が出ず、体内に熱がこもり顔が真っ赤になっていました。そのため、ますます運動や湯船に入るのが苦手になるといった悪循環になっていました。

特に、運動が苦手な方は意識して湯船に入るようにしましょう。時間は5分でもよいです。実際私は、湯船につかる時間を5分から始めました。慣れてきたら、湯船につかる時間を少しずつのばしていきましょう。

お湯につかって体の芯から温まれば、体温が上がり代謝機能がアップします。汗をかくようになると、老廃物の排出が促進されて新陳代謝が活発になります。

⑥眠る3時間前には食事を終える

酵素栄養学では、夜8時から朝の4時までは代謝と吸収の働きが活発になる時間帯です。睡眠中の代謝酵素の働きを妨げず痩せる体になるために、眠る3時間前には食事を終えるようにしましょう。

食べてから時間を空けずに寝ようとすると、体は食べたものの消化作業に追われてしまいます。すると、体は代謝作業をしたいのに代謝の働きがうまく機能しません。

消化のために食べたものが胃にとどまる時間は、お米やパンといった炭水化物では2時間ほどです。肉や魚などの動物性たんぱく質は約4時間かけて消化されます。その後、消化された食べものは小腸へ運ばれます。つまり、胃を空にするためには最低でも2時間はかかるのです。

しかしながら「どうしても小腹がすいて我慢できない」ということがあります。私がそうです。そのようなときにおすすめなのがヨーグルトです。ヨーグルトは消化がよく胃に負担をかけません。

ヨーグルトは朝食べるイメージがありますが、夜に食べると睡眠中の腸の働きを高めます。ヨーグルトが善玉菌(体によい働きをする腸内細菌)などのエサになって腸内細菌を活性化します。すると、栄養を吸収するという腸の機能が高まります。その結果、眠っている間の代謝機能がアップします。

ただ、このときは無糖・無脂肪ヨーグルトを選ぶようにしましょう。なぜなら、糖分や脂肪分の消化には消化酵素をより多く使います。また、寝ている時間は栄養を吸収する働きが活発なため、脂肪として蓄えられやすいからです。

甘味が欲しいときは、ハチミツやメープルシロップといった自然の甘味や、オリゴ糖などを少量加えるとよいです。また、私がよく食べているのはフルーツ青汁の粉末をヨーグルトに混ぜたものです。甘味があり腸を整える食物繊維やビタミン・ミネラルが入っているため気に入っています。

以下の写真は、私が実際に食べているフルーツ青汁ヨーグルトです。

このように、眠る3時間前には食事を終えていることで、睡眠中の新陳代謝などの働きを活性化できます。

⑦ストレスを減らす

酵素の効果をしっかりと得て痩せる体にするためには、ストレスを減らすことが大切です。ストレスは酵素の働きを弱め、酵素を無駄に消耗させます

しかし、生きていく中でストレスがゼロになることはありません。女性は家事や仕事、子育てなどで忙しい毎日です。なかなか自分のために時間をとることは難しいです。

また、会社の同僚やママ友など、まわりの人との人間関係を良好に保つために神経を使います。心のうちを話せる家族や友人がいないということが、実はよくあります。

特に、落ち込みや不安、悲しみといった思いは、ひとりで抱えこみがちな感情です。これらは、内にこもりやすく負のパワーがとても強い感情です。

そのため、ストレスはできるだけ早く発散させましょう。

例えば、「思いっきり泣ける映画をみて泣きたいだけ泣く」「なにも考えずに笑えるお笑い番組をみて大笑いする」「きれいな景色を見にドライブにでかける」「大好きな趣味に集中し心を無にする」「友人と食事にいく」「スポーツで体を動かして汗をかく」などがあります。

気持ちを切り替えて、楽しくなる方法を見つけましょう。

ストレスなく楽しい気持ちでいると、酵素の働きは高まります

⑧たっぷり眠る

酵素を効果的に代謝に使うためには、たっぷり睡眠をとることが欠かせません。なぜなら、酵素は寝ている間に体の中で作られるためです。また、細胞を入れ換える新陳代謝が行われるのも睡眠中です

この、新陳代謝を促している物質の一つに「成長ホルモン」があります。成長ホルモンは子供の成長に必要なホルモンというイメージはないでしょうか。しかし、成長ホルモンは大人にとっても重要なホルモンです。

成長ホルモンが細胞の分裂を促して、古い細胞の入れ換えや傷付いた細胞の修復を促進させています。筋肉や美しい肌を保つことができるのは、成長ホルモンの働きによるのです。

代謝が活動的になる時間帯は夜8時~朝4時の間です。そして、成長ホルモンの分泌が活発になるのも同じ時間帯です。この時間にきちんと睡眠をとれば、成長ホルモンをしっかり働かせることができます。

成長ホルモンの働きを少しでも長い時間高めたままにするために、夜12時までには眠るようにしましょう。加えて、7時間くらいの睡眠をとるようにすると、さらに成長ホルモンの効果は高まります。

早めに眠りについてたっぷりと睡眠をとることで、酵素を効果的に代謝作用に使えるようになります。

⑨たばこを控えてお酒はほどほどにする

たばこやお酒は酵素の働きを弱めます。まず、たばこには300種類もの毒素が含まれています。たばこを吸った肺からこの毒素が血液に溶け込み、血液を汚します。

このようなときは、白血球がたばこの毒素を食べてくれます。白血球とは、血液の中にいる細菌やウイルスなどの外敵から体を守る働きをしているものです。白血球がたばこの毒を消すときに酵素が使われています

また、たばこに含まれているニコチンは血管を収縮させて血流を悪くします。血液の流れが悪くなると体の隅ずみまで栄養を送ることができません

一方のお酒は少量であれば健康に良いものです。適度な量のお酒は体温を上げたり、体の免疫力(体内に侵入した細菌やウイルスなどから自分の体を守る働き)を高めたりすることがわかっています。

しかし、問題はお酒の量です。お酒を大量に飲むと、お酒に含まれるアルコールを分解するために酵素が大量に使われます。また、人によってはこのアルコール分解酵素を、体にまったく持っていない体質の人もいます。

個人差がありますが、例えば、体重が60kgの人は平均で1時間に約6gのアルコールを分解できます。これは、日本酒で考えると約0.2~0.3合分の量になります。ビールでは350mlの缶ビール1本分ほどの量です。

そのため、「缶ビールを1本飲むと、1時間はアルコールの分解に酵素が使われる」と覚えておきましょう。

たばこやお酒を控えることで、酵素をダイエットや美肌のために効果的に使うことができます。

このように、細胞からきれいになって痩せるためには、酵素が効果的に使われるように意識して生活することが大切です。

以上、ご紹介した9つのポイントを生活の中に取り入れることで、酵素ダイエットの効果をより高めて美しく痩せることができます。